ヒューマンエラーやリスクテイキングで起こる労働災害の防止に役立つ訓練のことを、危険予知訓練といいます。
危険予知訓練の一つである「4ラウンド法」をご存じでしょうか。
今回の記事では、4ラウンド法について詳しく解説します。
▼4ラウンド法とは
4ラウンド法は危険予知訓練の代表的な手法で、現場に潜む危険を発見・把握・解決することを目的としています。
繰り返し訓練を行い一人ひとりの危険感受性を鋭くし、集中力・問題解決能力・実践への意欲を向上させることが狙いです。
▼具体的な流れ
■ラウンド1
最初のラウンドでは、全員でイラストや写真などを共有し、作業に潜む危険を見つけます。
意見があがった危険要因で、どのような事故が想定されるか考えます。
危険性のある作業だけでなく、周囲の環境に潜んだリスク要因も含めて意見を出すことが大切です。
■ラウンド2
ラウンド1から出された重要な危険を議論し、1つまたは2つの重要な項目に絞り込みます。
これらの項目を危険ポイントとし、最終的に確認します。
■ラウンド3
ラウンド3では危険のポイントに対処する方法や、実行可能な対策を考えます。
危険のポイントについて2~3項目の案を出し、全員で確認して必要に応じて修正を加えます。
■ラウンド4
ラウンド3で提案された実行可能な対策の中から、危険ポイントを解決するための行動計画を優先順位付けします。
最終的には、決まった案の中から具体的なチーム行動目標として設定します。
▼まとめ
4ラウンド法は、職場での安全確保や事故予防の効果的な手法として、多くの組織で採用されています。
安全な職場環境の維持と、従業員の意識向上のために行われている訓練です。
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